『日本一カンタンな「投資」と「お金」の本』から学んだこと

今回は、中桐啓貴さんの
『日本一カンタンな「投資」と「お金」の本』を読んで学んだことを記します。

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あるネット証券の平均積立期間が
2〜4年という統計がある。

つまり、ほとんどの人が4年未満で
積立をやめてしまうということ。
マイナスになったり、思うように
利益が出ないことがあるかもしれないが
気にせず保有し続けることの出来る人は少ないです。

若い人には時間が多くあるので
早いうちから積立を行い
継続することが大切です。

アメリカのファイナンシャルアドバイザーの中ではリスクとはマーケットが変動することではなく、投資を途中でやめてしまうことだと言われている。

ギャンブルと投資の違い

ギャンブルは
経済合理性で考えると
誰かが得をすれば
誰かが損をするゼロサムゲーム

株式に投資するということは
極論では
誰も損をしない、
みんなが得するビジネスモデル
(プラスサムゲーム)


また、投資とは
私たちが暮らす資本主義という
社会を豊かにさせるための行為
とも言えます。


資本主義は
経済行為の自由と
生産財と財産を個人で所有できる
を軸とする社会


豊かになることも貧しくなることも自由です。
努力次第で億万長者になるチャンスがある社会だが、自助努力と自己責任が伴うということです。
当たり前のことだけど、意識している人は少ないです。

健全で活力がある社会を保つには、稼いで自分の資産を増やし、その資産を投資という形で社会に還元していく人が増えるほうがいい、ということ

経済成長とともに働く人の所得も増加した高度成長期とは違い、いまは賃金が上がりにくい時代です。一方で、企業は配当金や自社株買いによる株主への還元を増やしています。〝株主資本主義〟になりつつあるのです



お金の勉強を始める前の
私もそうだったのですが、
日本人の中には、
仕事をして稼いだお金が良くて
株や投資などで稼いだお金は
悪いお金のように感じる人が多いです。
しかし、投資は、社会を豊かにする行為なので
どちらが善悪ということはないのです。

資本主義は富裕層ほどその恩恵を、貧困層ほど弊害を感じやすい社会。

また、
資本主義とは、仕事でも投資でも確定していない将来に向けて労力やお金を投じる人に、大きなリターンを与える社会です。

この部分が、私の今までの意識と
最も乖離があった部分です。
資本主義という目線でみると
投資も仕事も本質は同じということ。

「株式会社の仕組みも同じです。利益から税金、株主への配当金を払った後のお金は手元に残ります。そのお金を使ってまた新しい設備や人を雇って、前年同期比での売り上げ増を目指していきます。前の年の利益を内部に溜め込み、そのお金を使って前年以上の利益を得ようとするわけです。利息を元本に組み込み、利息+元本にまた利息がつく複利の仕組みと同じですね。つまり、株式会社は『複利』でお金が増えていく、『複利マシーン』としての側面を持つのです

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ここからが、株についての本格的な内容です。

バートン・マルキールというアメリカの学者が『ウォール街のランダム・ウォーカー』という本の中で『より馬鹿理論』として紹介している話があります。もし株価が実体を伴わないほど高くなっていたとしても、それよりも高い値段で買ってくれる人がいる限り、その株を買うことに合理性があるという理屈です。

このようにして、バブルが起こり
いずれ弾けることになります。

そこでバブルを乗り切る方法が紹介してあります。

個人投資家
バブルを乗り切る二つの方法

1.卵を一つのカゴに盛らない。(資産の分散)
2.積立投資をして時間を分散させる

多くの本で、似たようなことが
書いてあるのを見たことがあるが
多くの本で紹介されているということは
かなり信憑性が高いと思います。

また
行動経済学を学ぶことにより
合理的な投資がしやすくなると
紹介されていました。


楽観主義は
投資において
自分のシナリオに都合の良い情報に
目が行きがちで正確な判断ができない
可能性がある。
投資になるとリスクのことは考えず
リターンのことだけ考えるということ。

投資したお金は、
ギャンブルで消えるお金と違い
そのお金を使って新たな付加価値が
社会に提供され、そこから利益が生み出されることにより増えていく

投資をするということは
利益を得ることはもちろん目的にするが
社会を豊かにすることだということを
心にとめて、投資を行いたいと感じた。


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今回の本はこちらです。


これからも、お金や投資の勉強を
続けていくが、皆さんに少しでも
興味を持ってもらえたら嬉しいです。